「ハローワーク雇い止め裁判を支援する会」賛同のお願い

 

 原告時任玲子さんは、国の出先機関であるハローワークに非常勤職員として9年間働き、20113月末に雇い止めされました。従事していた職務は、職業相談員、適職選択サポーター、フリーター常用就職サポーター、フリーター等正規雇用化サポーターなど、名称は変化するものの恒常的なものでした。また職場では、職員研修などの講師も任せられ、正規職員と同様の仕事を、雇用継続を信じてこなしてきました。上司からもキャリアコンサルタント資格取得を勧められるなどの任用の継続を期待させられる言動がなされ、シングルマザーの彼女は今後の子どもとの生活のため収入をあげようと、勧められた資格取得のための学費を工面してがんばりました。試験に合格してキャリアアップをはかりましたが、職場内のセクハラ事件(被害者は仲の良かった非常勤職員)の相談を受け、彼女の被害回復のための支援を行ったことを契機として、上司からの嫌がらせが始まりました。そして、3月29日、雇い止めになりました。

 

 この事件は、恒常的業務であるにもかかわらず、1年の任期を更新していたという形式を利用して雇い止めされた事件です。女性が働きやすい職場をと働きかけたことを嫌悪され、報復のごとく排除されました。

 

 公務・民間を問わず、有期雇用が安易なクビ切りの手段に用いられています。本来雇用を守る立場にある国・ハローワークがみずから非正規切りを行い、懸命に働いてきた非正規職員をさらなる困難な状況に陥れました。このような解雇・雇い止めは働く者への重大な人権侵害です。生活基盤もキャリアも一気に失わせる究極の不利益を強いた国の行いは、黙って見過ごせるものではありません。

 

理不尽な雇い止めにストップをかけ、低賃金におかれている女性や非正規でしか働けない人々の人権にもっと光があてられるよう、時任さんは国を被告として裁判を起こしました。時任さんの堅い決意に対して私たちは「ハローワーク雇い止め裁判を支援する会」を発足させ、全力で支援していこうと考えています。時任さんの闘いを支えるために、この会の賛同人になってくださいますようお願い申し上げます。

                     2013年1月15日